シリーズ「認知症に寄り添う人々」ダイジェスト

2017年8月7日

認知症ケアの最前線にスポットをあて、患者さんたちに寄り添ったケアに取り組まれている方々のお話しをうかがう連載「認知症に寄り添う人々」。

2017年6月より全6回の特集シリーズとしてお届けいたします。認知症患者と接しながら、病気や患者やそのご家族と、現場で本気で向き合い、症状の改善に向けたサポートに情熱を傾ける人々。そんな「認知症に寄り添う人々」に、毎月お一人ずつスポットを当て、その想いや取り組みの内容をご紹介してまいります。


第1回「若年性認知症の方の居場所をつくりたい」

シリーズ第1回目にご紹介したのは、神奈川県川崎市の特定非営利活動法人「ぐるーぷ 麦」代表理事の吉田歌子さん。若年性認知症の患者やその家族の支援を目的とした地域密着型通所介護デイサービス「でいサロン麦」での取り組みをうかがいました。

ご家族の方との交流は、本当に大切にしています。その日に食べた昼食も写真つきでお渡ししていますよ。認知症というのは記憶障害があり、覚えていられない、忘れてしまうという症状があります。

ですからご家族には「昼食は何を食べたの?」「今日は何したの?」と聞かないでくださいね、と伝えています。そのかわりに、お渡しした昼食の写真を一緒に見ながら「今日はコレを食べたのね」「今日は美術館へ行ったのね」と確認的な会話をしてほしいとお話しするのです。


第2回「生活支援につながる栄養ケアで負担を軽くしたい」

第2回は、管理栄養士の阿部咲子さん。横浜市保土ヶ谷区「介護老人保健施設スカイ」で、栄養指導の枠を超え、生活支援や身体機能改善を目指したトータル的な栄養ケアサポートをおこなっています。

私が担当している方々は、終末期から在宅復帰を目指す方まで本当に様々です。多くの知識が必要なため、今も日々勉強が欠かせません。認知機能を把握したり血液・生化学検査を調べたりすることはもちろん大切ですが、そのご利用者様は一番何が必要なのか、何を求めているのかを見極めながら、栄養的な部分と生活支援につながるケアの部分を総合的に判断しています。


第3回「困りごとも相談できる薬のスペシャリスト」

第3回めでは、地域密着の薬局づくりをおこなっている「ツルハドラッグ茂原店」調剤薬局の薬局長・鈴木正和さんにお話をうかがいました。薬剤師として薬に関する分かりやすい説明をおこなうだけでなく、認知症の家族が抱きがちな悩みの相談にものってくれる頼れる薬剤師です。

最近の傾向として「どういった生活指導をしたらよいか」「どう接したらよいか」などを聞いていかれる認知症患者さんのご家族、娘さんや息子さんのご来店も多くなりました。高齢化の影響もあり、認知症の患者さんも急激に増えている気がしますし、介護をされるご家族の苦悩も多種多様になってきていると感じています。


これからの「認知症に寄り添う人々」

全6回シリーズの「認知症に寄り添う人々」は、2017年12月まで毎月上旬に1本ずつ公開していく予定です。次回は2017年9月。認知症患者のケアに熱心に取り組む人を、また一人ご紹介いたします。どうぞご期待ください。


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