元弁護士逮捕、認知症の高齢女性から4200万円の着服容疑

2015年7月6日
業務上横領の容疑
警視庁捜査2課は、7月2日、成年後見人として管理していた認知症の女性(96)の銀行口座から約4200万円を着服したとして、東京都在住の元弁護士 渡部直樹容疑者(48)を、業務上横領の容疑で逮捕した。

渡部容疑者は家庭裁判所からの選任をうけ、2011年10月~2014年9月まで、その女性の成年後見人となっており、その間に女性が所有していた不動産を勝手に売却したり預金口座から現金を引き出したりして、計約4200万円を着服した疑いが持たれている。

ほかに約5000万円着服の疑いも
その後、女性が入所していた介護施設の費用が滞り、渡部容疑者とも連絡が取れない状況が続いたため、昨年9月に別の弁護士が後見人として選任された。渡部容疑者は、横領が発覚すると考え、同年10月、みずから弁護士登録を抹消し警視庁に出頭。裏付け捜査が進められていた。

警視庁によると、都内に住む別の認知症の女性(83)の財産約5000万円についても、着服した疑いを持たれている。渡部容疑者は着服したこれらの金銭を、事務所の家賃や借金の返済にあてる一方、頻繁にキャバクラ店を訪れ豪遊していたということだ。

第一東京弁護士会の声明
第一東京弁護士会会長の岡正晶氏は、7月2日、この報道をうけ、
「弁護士による預り金の着服については、債務整理事件、成年後見事件及び未成年後見事件など預り金を保管する業務を行う弁護士に対する監督を強化するなど、今後も弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでいく」(第一東京弁護士会ホームページより引用)
との声明を発表した。

▼外部リンク

第一東京弁護士会 声明
http://www.ichiben.or.jp/approach/opinion/

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